自治体の本棚ユーザーレポート 兵庫県神戸市編

市の広報物を電子本棚でまとめて公開住民への幅広い情報発信を実現

神戸市では、平成28年10月に「自治体の本棚」の仕組みを利用したデジタルライブラリー『eBOOK HOUSE』を市のホームページに開設。情報誌、子育て情報、イベント・セミナー案内など、現在は8カテゴリー、約500種類の電子ブックを住民向けに掲載している。『eBOOK HOUSE』の開設から約半年、市の広報物を1つの本棚に一元化することのメリットや住民からのアクセス状況などについて、広報部の高橋さんにお話を伺った。

住民にとっての使いやすさを重視

  • 東京IP

    本サービス「自治体の本棚」を導入するまでの経緯をお聞かせください。

  • 神戸市

    神戸市では毎年数多くの広報印刷物を発行していますが、紙媒体だけでは住民にどこまで情報発信できているかという懸念もありました。そこで住民の利便性向上や市の情報化戦略の強化を図るために、市の広報物やハンドブックなどを電子ブックで公開できる「自治体の本棚」のサービスを導入し、『eBOOK HOUSE』として開設することにしました。これまでもホームページの各コンテンツページでPDF資料を掲載してはいましたが、1つの本棚から様々な情報にアクセスできるのは、住民の方にとっても大きなメリットではないかと思います。

  • 東京IP

    近年のスマホやタブレットの普及状況などは意識されましたか。

  • 神戸市

    PDFを電子ブック化することでスマホやタブレットでも快適に閲覧できるという点はもちろん意識しましたが、パソコンも含めて、まずは住民のみなさまに広報物をより便利に閲覧してもらいたいというのが第一目的でした。

本棚管理やコストバランスにも納得

  • 東京IP

    本サービス「自治体の本棚」を導入する際、ポイントとなったのはどんな点ですか。

  • 神戸市

    他社とも比較しましたが、「自治体の本棚」で使用されているシステム「SideBooks」は、広報印刷物を電子ブック化して公開するまでの手順が他システムに比べて簡略化されていて管理しやすい点がありました。本棚のファイル容量も最大5GBで約1000冊分の広報物が掲載できますし、容量内であればカテゴリーごとの課金などもないので、コスト面も導入のポイントとなりました。

  • 東京IP

    住民からのアクセス状況はいかがですか。

  • 神戸市

    Google Analyticsを利用してアクセス統計を取っていますが、現在は約7割がパソコン、残り3割がスマホやタブレットからのアクセスです。広報紙やホームページで告知はしているので一日あたりに平均的なアクセス数はありますが、まだ飛躍的に伸びているとは言えない状況なので、今後はさらに住民へのPR拡大に努めていきたいです。

印刷物の削減や回覧物の電子化も検討

  • 東京IP

    『eBOOK HOUSE』を開設したことによって、職員の業務効率化に効果はありましたか。

  • 神戸市

    住民の利便性が第一目的でしたので、職員の業務改善については今後の課題でもあり、広報印刷物の部数削減や庁内での回覧物の電子化などを検討しています。メモやしおり機能もついているので、職員それぞれが使いこなして業務の効率化につなげていけたらと思います。

  • 東京IP

    今後の課題があれば教えてください。

  • 神戸市

    まずは、『eBOOK HOUSE』の存在をより多くの方に知ってもらうための広報活動が必要だと思っています。また、各ファイルに付与されているリンクURLを使用して、各コンテンツページで公開しているPDFをデジタルライブラリーとリンクさせることも考えています。クラウド本棚だからできることを最大限に活用して、より分かりやすく使いやすい本棚として住民の方にご案内していけたらと思っています。

兵庫県神戸市市長室広報部広報課メディア企画ライン高橋裕子さんにお話を伺いました。

(平成29年3月取材)

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